昨今の新型コロナウイルスの世界的な流行により、消費者が化粧品を含むあらゆる商品がオンラインで購入する機会が世界中で増加しています。また、コロナ禍によって外出する機会が減少したことにより、SNS利用者と利用時間が増えています。

こういった消費行動や生活様式の変化に対応するため、多くのブランドがユーザーとダイレクに繋がれるSNSやオウンドメディアをより積極的に活用しています。

Withコロナが長期化することで、SNS・オンライン上での存在感が大きいブランドほど売上を伸ばせる可能性が高いといえます。そこで本日は、YouTubeとFacebookでフォロワー数がブランドのランキングをチェックしていきたいと思います。

Instagramは、ビューティー及びファッション関連のブランドがデジタル上でオーディエンスとつながる上で最も重要なソーシャルメディアであると言えます。ビューティーブランドは、Instagramの特徴であるビジュアルフォーカスとインフルエンサーの強い存在感をうまく活用し、自社の売上につなげるためにこのSNSプラットフォームに進出しています。

ソーシャルメディアやウェブサイトに関する統計データを提供しているTrackalyticsの報告によると、2021年6月時点でInstagramフォロワーが多いブランドは、カイリー・コスメティクスだと報告しています。カイリー・コスメティクスは、アメリカのリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』に出演したことがきっかけで人気モデルとなったカイリー・ジェンナーが手掛けるブランドで、フォロワー数は2537万人です。2位にはアナスタシアビバリーヒルズ(2001万人)、3位にはベネフィットコスメティクス(1017万人)がランクインしています。

Instagramフォロワー数ランキングの特徴として、日本未上陸のアメリカ発のブランドが多いことが挙げられます。また、8位にランクインしているオーストラリア発のベッカコスメティックスは、新型コロナウイルスによる世界的な売上不振と課題の蓄積などで2021年9月末にブランドが終了としました。このことから、Withコロナ時代においてSNSのフォロワーが多いことがブランドの成功を約束するわけではないことが分かりますね。