中東地域
基本情報
人口
3億8000万人
GDP規模
3.6兆ドル
人口増加率
2.6%
購買力平価
上位15位までを中東5カ国が占める
リテール市場
2251億ドル
経済成長率
2.8%
若い人口構成
中東市場の特徴の1つに「若い人口構成」があげられます。中東地域における25歳未満の若年層人口は、過半数を超えており、理想的な人口構成をもつ魅力的なマーケットです。就労人口は、今後も増加していく見込みでピークは2030年頃と見込まれており、長期的な視点で見ても潜在的に巨大な消費力が見込める地域です。
人口増加率
中東地域の人口増加率は、平均1.8％と世界でも有数の高さで、今後も高い水準で維持されることが見込まれています。中東地域全体の人口は、ASEAN10カ国の8割程度の規模に匹敵します。2030年には世界人口の4人に1人がイスラム教徒になるという予測もあり、今後所得が拡大する若年層にリーチしておくことは中長期的に大きな恩恵を受けることができます。
進出企業の事業展開
高水準の経済成長率、若い人口構成、そして隣接する北アフリカ地域も含めるとMENAリージョンという巨大な新興経済圏へのアクセスが可能であるといった利点から、既に多くの日系企業が中東地域に進出しています。既に中東地域に現地拠点をもつ日系企業のうち、その多くが今後の事業展開を「事業拡大」か「現状維持」ベースで考えていることからも、このエリアの将来性が高く評価されていると言えます。
Eコマース市場
中東6カ国のEコマース市場規模は、2015年時で53億ドルでしたが、2020年には約4倍の216億ドルに達し、前年比22.0%の高成長を遂げました。湾岸協力理事会に加盟しているアラブ首長国連邦、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアにおけるインターネット普及率は92.2％、スマホ普及率は2025年までに80％に達する見込みです。中東地域の多くの消費者は、Eコマースを積極的に利用する環境が整っています。
