イギリスEC市場の魅力

弊社では、海外進出支援のサービスの1つとして「越境EC」による進出も支援しております。越境ECとは、インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引を指します。日本国内の消費者を対象に商品を販売するよりも販路が格段に大きくなります。越境ECサイトは、比較的安価に海外にいる新しい顧客層に商品を販売できる場として大きな注目を集めています。

本日のブログ記事では、弊社が進出支援を行っているイギリスのEC市場の魅力について解説します。

全世界のEC市場売上高の推移

まずは、世界のEC市場がどのように成長し、今後どのような成長が見込まれているのかを見ていきましょう。

上記のグラフは、2014年から2024年までの全世界のEC市場の売上高を示したものです。

グラフが示している通り、2014年から毎年右肩上がりでの成長を続けています。2020年は、新型コロナウイルスのパンデミックにより巣ごもり需要が大きな成長を促し、世界のEC市場の売上高は4兆2,800億ドルに達し、2024年には6兆3,880億ドルに成長すると予測されています。

インターネット上で商品を買うことは、既に世界的な常識となっていることが伺えます。

イギリスにおけるオンライン小売業の売上高

下記のグラフは、2012年から2020年までのイギリスにおけるオンライン小売業の売上高を示したものです。

イギリスのEC市場も世界のEC市場と同様に2012年から毎年プラス成長を続けています。

イギリスのオンライン小売業は、過去10年間でその地位を確立してきました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、オンライン小売の売上額は、2020年には1,000億英ポンド弱(およそ15兆円)に達すると推定されています。2019年におけるイギリス全土の小売の売上高のうち約19%がオンラインによって取引されていました。

オンラインショッピングをした消費者の割合

下記のグラフは、2008年から2020年までの期間でオンラインでの買い物を行った消費者の割合を表したものです。

2008年から2020年にかけて、イギリスにおけるオンラインショッピングの普及率は飛躍的に上昇しています。2008年には、イギリスの消費者のおよそ半数がオンラインで買い物をしたことがあると答えていました。一方、2020年には、消費者の87%がECサイトを利用して商品を購入したと回答しています。これは、英国のEコマースが今後も成長を続ける傾向にあることを示しています。

ECサイトで買い物をした英国ユーザーの割合(年齢層別)

下記のグラフは、2020年第3四半期時点で、過去1ヵ月間にオンラインショッピングを行ったユーザーの割合を年齢送別に表したグラフです。

2020年、イギリスでは、あらゆる年齢層のユーザーの間で、オンラインで商品を購入することが非常に一般的になりました。具体的には、各年齢層の消費者の80%以上が、過去30日間にECサイトで商品を購入したことがわかっています。87.5%を占めた英国の45歳から54歳の買い物客は、オンラインでの購入者のトップでした。

まとめ

今回は、イギリスのEC市場の魅力を統計的な数字とグラフを使って解説しましたが、いかがだったでしょうか?

ご覧頂いた通り、イギリスのEC市場は、右肩上がりで成長を続けており魅力的な市場であることがご理解頂けたと思います。この力強い成長を支えているのは、幅広い年齢そうでインターネット上でショッピングを行うことが一般的に浸透しいることがあげられます。

意外と知られていないことかもしれませんが、ビジネス支援サービスを提供しているOberloの調べによると、英国におけるEコマースの売上高は、世界でアメリカと中国次いで、第3位の規模であることも大きな魅力です。

さらにイギリスは、首都ロンドンがファッションやサブカルチャーなどの発信地として世界で確固たる地位を築いていることも大きな利点です。イギリスへ進出した商品・ブランドが国内で流行すれば、ヨーロッパ圏内にある近隣諸国に人気が飛び火する可能性があります。私たちは、イギリスをヨーロッパの玄関口と考えており、フランス、ドイツ、スペインなどの近隣諸国への横展開も視野に効果的な戦略と適切なサービスを提供いたします。

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